is: 2008年7月アーカイブ



部屋探し

インターネットに賃貸物件検索サイトが登場する前から、このような情報を調べる方法はありました。その代表格は賃貸雑誌です。
書店やコンビニエンスストアで今でも売られていますが、中には無料のフリーペーパーとして配布されているものもあります。

これらの雑誌には色んな賃貸業者が各々の物件情報を掲載して、その中の物件に興味を持った人が問い合わせをするとその物件について説明をしてくれます。見たいと言えば物件を見せてくれますし、気に入ったら申し込むことも出来ます。

ここでひとつ注意したいことがあります。最近ではずいぶん少なくなりましたが、賃貸業界には長らく"おとり物件"という風習がありました。これは現在のようにインターネットを使った部屋探しが一般的になる前のことなのですが、賃貸業者はとにかく自分のところに来店してもらえばこっちのもの、という考えがありましたので実際には無いのに条件の良い物件を掲載して、そこに問い合わせをしてきたお客さんに対して別の本当にある物件を勧めるという手法です。本来問い合わせをしてきた物件については「もう他の人に決まった」「窓が無いから日が入らない」など諦めてもらえるような理由をつけて話を終わらせてしまいます。

現在でも一部には残っており、注意が必要です。インターネットがこれだけ発達した時代ですから、積極的な情報公開が当然になりました。そんな情報公開を行っていない不透明な部分が多い業者やその掲載物件などは避けるのが賢明です。また、よく電信柱に一人暮らし用の物件広告が貼られていることがあります。中には冊子になっているものもありますが、これらの物件も非常識なほど条件が良い場合はその部屋には何かあると考えるのが自然です。

不動産に掘り出し物なし、という業界では有名な言葉があります。むやみに安い物件には必ず何か理由があるということです。失敗しない部屋探しにはまず、この点を頭に置いておくと良いでしょう。もっともこれは不動産以外にも自動車など他の高額商品についての同じことが言えると思います。

一人暮らし用物件にも必ず地域や建物によって相場があります。物件を貸し出している大家さんにしてみたら、少しでも高い家賃を取りたいと考えるものですが、周りの相場を見て家賃設定をしないと自分の物件には誰も入ってくれなくなってしまいます。そういった意味でも相場に対して妥当な条件のお部屋というのは他の部分に関しても妥当な物件である可能性が高いと判断できます。

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