一人暮らしの部屋: 2008年10月アーカイブ



一人暮らしのための部屋

一人暮らしを始めるために探す部屋はアパートかマンションか、それとも他のタイプの物件か。

これは部屋探しを始める時に大きな分かれ道になります。一人暮らしイコール、ワンルームマンションという半ば常識に思われていたことが、最近では価値観の多様化によって必ずしもそうとは言い切れないようになってきました。それぞれのライフスタイルに合った部屋探しが必要な時代になってきたということですね。

さて、それでは一人暮らしに適しているとされている部屋の中から、それぞれのメリットやデメリットを見てみることにしましょう。

まずは一人暮らしの代表格であるワンルームマンション。文字通り一部屋の中に全てが揃っているマンションのことです。マンションの間取りは通常2DKや3LDKなどと表記されますが、ワンルームの場合は全てがひとつの部屋に集約されているため、これらの間取りとはまた違う分類になります。略号では1Rと表記されます。大きな直方体の箱の中に居住スペースやキッチンスペース、ユニットバスなどが全て組み込まれているため、マンションを建築する時には実に作りやすく、建築費用が安いことから大家さんに好まれる傾向があります。そのため、マンションの設備がありながら家賃を比較的安く抑えることが出来るのがワンルームマンション最大のメリットです。またマンションなので鉄筋建築です。地震や火災にも強く、セキュリティ機能も充実していることが多く、都会の生活には最も適しているかも知れません。

反面、ワンルームマンションは大きな直方体の中に全てが集約されていることから、一人で部屋の中にいると箱の中に押し込められたような圧迫感を感じる人がいるそうです。私もワンルームマンションに居住したことがありますが、一目で部屋の中全てが見渡せることで狭さを実感した記憶があります。

それに対してアパートはどうでしょうか。アパートはワンルームという間取りがほとんどなく、キッチンと居住空間が分かれているのが通常です。トイレとお風呂がユニットバスではなく分かれていることも多いので、ワンルームマンションよりも贅沢な作りになっています。

こういったアパートはマンションに比べて築年数が経っているものが多く、全体的に古い建物が多いのがネックになることがあります。またマンションと違って防音対策やセキュリティなどが立ち遅れていることもあり、部屋探しの時に選択の幅が狭くなるというデメリットもあります。

これらの要素はまさに一長一短で、費用面と相談しつつ最後は好みで決めるのが一番だと思います。一度決めたら長く住むことになるのですから、しっかりと選びたいものです。

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